遠藤裕の金属工芸展
柏市の旧国道６号沿いにある工房。入り口に銀線細工のアクセサリーが飾られ、脇に人が両手を挙げて万歳している銅板オブジェ「宴」（花器）が展示されている。
中に入ると、座って銅板をたたく切り株のような椅子、壁に架かる無数の金具、ガスバーナーなどがあって、ちょっとした町工場のようだ。
サルバドール・ダリ（1904－1989）に影響を受け、金工（金属工芸）でシュルレアリスムを追求する。
四分音符に少女が顔を載せる「乙女の祈り」、カブトムシとバイオリンが合体した「夏の夜の夢Ⅱ」……
夢と現実のはざまにいるような、不思議な「エンドウワールド」が広がる。
左右の
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乙女の祈り
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夏の夜の夢 Ⅱ
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月の砂漠
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シンデレラ (花器)
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警告
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夜明けの歌
[6/21]
白鳥の湖 (花器)
[7/21]
解放された時
[8/21]
宴 (花器)
[9/21]
雨のメロディー
[10/21]
古墳の村へ
[11/21]
海のハンター
[12/21]
遥かに
[13/21]
一億年の夢
[14/21]
平安の都へ
[15/21]
砂漠の船
[16/21]
交差する思惑
[17/21]
卑弥呼の里へ
[18/21]
雷神の舞
[19/21]
風神の舞
[20/21]
サバンナのハンター
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遠藤裕さん
●プロフィール
金工作家 遠藤裕（えんどう・ひろし）
VENROSE彫金工房代表
1955（昭和30）年、福島県三春町生まれ。五輪メダリスト遠藤幸雄（1937－2009）に憧れ、日大東北高校で体操を始める。幼少期の事故で右手人差し指先を失った影響で平行棒がうまく出来ず断念。入部した美術部で頭角を現してアートを志向し、顧問の勧めで1975年、東京藝術大学美術学部工芸科に進学。銅のオブジェ制作に力を入れ、卒業制作で最高賞「サロン・ド・プランタン賞」を受賞。同大学院を修了し、84年千葉県美術協会、96年日展入選、日工会、千葉県美術協会の各賞受賞。母校の日大東北高校などで教鞭を執りながら福島・郡山、東京・麻布、日本橋三越、東武池袋店などで個展を展開。現在、柏市の工房で制作しながら後進の指導に当たる。
