水彩から油彩に、ときには墨絵・・・長縄えい子さんの筆は、まことに自由闊達。
人々の悲しみや喜び、愛や疲労までをも大胆にとらえ、見るものを圧倒します。
《化粧する闇》では舞台人の高揚や、舞台裏に隠された表情を力強く活写し、
《稚児散華》では打って変わった柔らかなタッチで、幼な子をうららかに描き出しています。
当展覧会では、長縄さんご本人のご協力にもとづき、作品の一部を展示しています。
作品は、テーマごとに4つのグループに分けて展示しています。
絵本、挿画、エッセイと著作もまた幅広い、長縄えい子さん。
「長縄えい子ワールド」がもつ七色のきらめきを、少しずつのぞいてみてください。