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長縄えい子 作品展

水彩から油彩に、ときには墨絵・・・長縄えい子さんの筆は、まことに自由闊達。
人々の悲しみや喜び、愛や疲労までをも大胆にとらえ、見るものを圧倒します。
《化粧する闇》では舞台人の高揚や、舞台裏に隠された表情を力強く活写し、
《稚児散華》では打って変わった柔らかなタッチで、幼な子をうららかに描き出しています。

当展覧会では、長縄さんご本人のご協力にもとづき、作品の一部を展示しています。
作品は、テーマごとに4つのグループに分けて展示しています。
絵本、挿画、エッセイと著作もまた幅広い、長縄えい子さん。
「長縄えい子ワールド」がもつ七色のきらめきを、少しずつのぞいてみてください。

長縄えい子氏

●長縄えい子 プロフィール

柏市在住。地元では、手賀沼オペラ・手賀ジャズ・柏音楽家協会・柏2番街「パサージュ」・流山市博物館友の会「東葛流山研究」・月刊「とも」などにポスター・Tシャツ・表紙・挿絵などを多数描く。

1937年(昭和12年)
東京深川生まれ。幼い頃、姻戚の日本画家川崎小虎宅などで絵に親しむ。結婚後、「長沢セツモード」に学び、
柏いしど画材にて 児童を中心に絵画教室、40年。個展はマニラ、ニューヨーク、プノンペンなど海外と、
柏・京橋などで開催。
2000・2001年(平成12・13年)
カンボジアにて絵と絵本の描き方のボランティア活動をし、初めてアンコールワットを訪れる。
2001年(平成13年)
「9.11」20日後にニューヨークにて個展開催。
2002年(平成14年)
プノンペンの個展作品「メコンの女神」(P100号)、カンボジア政府に寄贈。
2003年(平成15年)
3月に奈良薬師寺大講堂落慶法要に際し、「稚児散華」4点を奉納。
2003年(平成15年)
11月から半年をかけ、柏市花野井の花井山大洞院で50メートルの壁画「遊戯」を完成。
2002年(平成14年)
4月から13年、我孫子市教育委員会主催「めるへん文庫」審査委員および表紙絵・挿絵を担当。
2005年(平成17年)
2度目のスリランカ訪問。絵本『TSUNAMIつなみ』が政府から子どもたちに1万部寄贈される。
著書
『くつしたかして』(福音館書店 1980)
『ぼくおおきくなった』(福音館書店 1984)
『すてきなおうちって どんなうち』(たけしま出版 2005)
『TSUNAMI つなみ』(たけしま出版 2005)
『老婆は一日にして成らず』(たけしま出版 2006)
『続老婆は一日にして成らず』(たけしま出版 2010)
『続続老婆は一日にして成らず』(たけしま出版 2014)
「キリスト教保育」(キリスト教保育連盟)に挿絵連載中
月刊「とも」(野田ふるさと工房)に「ひと模様」連載中