取材「人と街の記憶」

8月

     8月

第46回流山市展

開 催 2026年8月18日(火)~同30日(日)
時 間 9時~21時
   (最終日15時まで)
場 所 流山市生涯学習センター(流山エルズ)
    流山市中110
    ☎04-7150-7474
主 催 流山市美術家協会
後 援 流山市教育委員会
入 場 無料



大野隆司 版画講座

開 催 2026年7月3日(金)~同5日(日)
時 間 10時~17時
(初日は12時から、最終日は15時まで)
場 所 流山市生涯学習センター
    (流山エルズ)
    流山市中110
☏04-7150-7474
主 催 流山陶友会
後 援 流山市教育委員会
入 場 無料


大野隆司 木版画展

開 催 2026年8月17日(月)~同9月13日(日)
時 間 9時~17時
場 所 カフェ カルディー
    柏市柏4-8-1
    柏東口金子ビル2階
    04-7164-1051
    火曜定休
主 催 アートワイズラポール
入 場 無料



第44回フォト・サークル「和」写真展


開 催 2026年8月11日(火)~同16日(日)
時 間 10時~17時(初日は13時から)
場 所 千葉県福祉ふれあいプラザ第2ギャラリー
    (JR我孫子駅南口 けやきプラザ2階)
    我孫子市本町3-1-2
主 催 フォト・サークル「和」
入  場 無料



手賀沼花火大会 2026

期 日 2026年8月1日(土)
時 間 19時10分~20時10分
場 所 柏、我孫子両市の手賀沼
主 催 柏、我孫子両市、柏商工会議所、柏市沼南商工会、我孫子市商工会などによる実行委員会
入 場 柏、我孫子両市湖畔に有、無料観覧席

絵画応募増え、作風に変化も
市民公募の第46回流山市展

――流山市美術家協会(羽二生隆宏会長、会員70人)主催の公募展「第46回流山市展」が8月18日から同市生涯学習センター(流山エルズ)で開かれた。16歳以上の一般と同会員から絵画、工芸・彫刻の計111点が出品された。

 

 

写真左:一般公募、会員合せて111点が展示された会場
写真右:流山市展のはがき

 

 

 

同市展は例年7月、柏市にある「さわやかちば県民プラザ」のギャラリーが会場だった。今回は県民プラザの都合もあって、開催時期をずらして「流山エルズ」となった。

 

 

「流山エルズ」の第1、2ギャラリー、小ギャラリーの全展示エリア計350平方㍍いっぱいに油彩、水彩、アクリル、ミクストメディアなどによる地元の風景や外国の街角、静物、人物の絵画、陶芸、彫刻の作品が展示された。

 

 

展示の内訳は一般44点(昨年35点)、会員67点(同77点)。一般公募の絵画は前回より9点多かった。

 

 

一般の最高賞は「流山市美術家協会賞」で次いで「流山市長賞」「流山市議会議長賞」「流山市教育長賞」「流山市美術家協会奨励賞」の順。会員は「市展賞」が最高賞で以下は「会員奨励賞」となっている。

 

【一般入選作品】

 

 

写真上:流山市美術家協会賞「初夏のこんぶくろ」(岡田 節子)

 

 


写真上:流山市長賞「余笹川の清流」(天坂  靖)

 

 

 

写真上:流山市議会議長賞「軽井沢のホテル」(久保田久美子)

 

 


写真上:流山教育長賞「穏やかな昼下がり」(齋藤 正光)

 

 

 

写真左:流山市美術家協会奨励賞「錦秋の谿」(衛藤 貞宗)

 

 


写真右:流山市美術家協会奨励賞「パリの騎兵隊」(甲斐  剛)

 

 

 

写真上:流山市美術家協会奨励賞「運河」(小板橋 孝)

 

 

 

写真左:流山市美術家協会奨励賞「都会の境界を泳ぐ」(佐藤絵里香)

 

 


写真右:流山市美術家協会奨励賞「猫長天」(竹下 美穂)

 

 

 

一般の上位入選者は制作の継続性などが審査され、同協会の会員に推薦される。希望すれば会員となることができるという。

 

【会員入選作品】

 

 

写真上:市展賞「凛として」(真田 光寛)

 

 

 

写真左:会員奨励賞「平和の祈り~デイジ~」(齋藤 繭子)

 

 


写真右:会員奨励賞「枯れ葉の詩」(石田真紀子)

 

 

 

写真左:会員奨励賞「早春の安曇野」(田嶋 誠一)

 

 


写真右:会員奨励賞「母悦子像」(渡辺 義則)

 

 

 

 

 

陶芸家の羽二生会長は今回、「青瓷」(青磁)と呼ぶ独特の釉薬調合で生まれた青系、紫系ひび模様の壺を出した。

 

 

写真上:流山美術家協会の羽二生隆宏会長(左)と俊晶子事務局長

 

 

 

写真左:「青瓷壺」(羽二生隆宏)
写真右:「涼」(俊  晶子)

 

 

 

絵画の一般応募が増えたことについて「会場が狭くなったので絵画のサイズを100号以内から10号以内に変更した。応募者にとって制作しやすくなり、増えたのかも知れない」と分析する。

 

 

また、彫金工芸家の後晶子事務局長は朝顔に蝶が舞う「涼」と題した作品を出品した。「いつもなら風景の方が今回、人物や静物を描いたり、抽象画の方が具象画を出したりの新たな傾向もみられた」という。

 

 

 

 

(文・写真 佐々木和彦)

ネコ画講座にゲリラ展示
木版画家大野、忙しいサマー

――かわいいネコ画で知られる木版画家大野隆司さんの版画講座が8月18、19日、我孫子市生涯学習センター「アビスタ」で開かれた。JR柏駅東口の「カフェ カルディ―」では9月13日まで「大野隆司 木版画展」も開催中だ。

 

 

写真上:版画を説明する大野隆司さん(左)と大野さんの作業を見学する参加者

 

 

 

版画講座は「アビスタ」にある我孫子市民図書館主催。夏休みの家族連れなどに大野さんの版画の話とともに、実演で制作するオリジナル版画の摺りを体験してもらう狙いだ。

 

 

入り口のショーウインドーに大野作品が並べられ、机には作品集も用意された。18日午前の部は赤ちゃんを抱っこしたり、子どもの手を引いたりの家族や70代の男性ら定員いっぱいの15人が参加した。

 

 

大野さんは「版画が出来上がっていく楽しさや、摺って開くことの喜びを知ってほしい」として、A4判の専用画材に刃先がU字型(半円)の彫刻刀を使って実演した。

 

 

写真左:アコーディオン演奏を披露した岩城里江子さん
写真中:摺りを体験する参加者のちびっ子

写真右:参加者が刷り上げた大野作品

 

 

 

参加者が見守る中、「あいさつは あなたのゆとり」のメッセージとトレードマークの耳がピンとして左手を上げるネコの絵を約10分で彫り上げた。

 

 

作品ができると、各々が好きな色の紙を選び、大野さんがインクを塗った後に摺りを体験。バレンと呼ばれる円形の道具で紙の上からこすってインクを写しとった。乾燥後、額に入れられ、参加者にプレゼントされた。

 

 

大野さんと30年来の親交があるアコーディオン奏者岩城里江子さんも駆けつけ、作業の合間に優雅で迫力ある演奏をサービスした。

 

 

写真左:「カフェ カルディ―」で待ち合わせた大野さん(左)と木版画展を企画した「アートワイズラポール」の𠮷田義雄さん
写真右:「全力で」

 

 

 

「カフェ カルディ―」は、南北に細長い店内で、入って左手の西側が全面ガラス張りで明るい。右手の壁が展示スペースになっている。

 

【展示作品の一部】

 

 

写真左:「ずーっといっしょ」
写真右:「人生祈願」

 

 

 

写真左:「しあわせについて」
写真右:「藝術に大切なもの」

 

 

 

写真左:「実力・運・念力」
写真右:「昔からの言い伝え」
写真右:「生きている」

 

 

 

「作品を観に来るというよりは、コーヒーを飲みに来たら絵が飾ってあった、という感じ。明るい店なので明るい色使いのものを集めた」と大野さん。展示中の28点にはウマやウサギ、チョウなどとともに全てにネコが登場する。

 

 

写真左:「音楽のチカラ」
写真右:「試練をプラスに」

 

 

 

写真左:「発酵」
写真右:「福」
写真右:「読書」

 

 

 

写真左:「食べよう」
写真右:「つまり、あせらないで」
写真右:「願い」

 

 

 

大野さんが2012(平成24)年~22(令和4)年に読売新聞夕刊「言葉のアルバム」で連載した版画挿絵などから選んだ。

 

 

中には白黒作品もあったが急きょ、色鉛筆で加筆したという。

 

 

 

 

(文・写真 佐々木和彦)

44回目の写真展
フォト・サークル「和」

――2枚一組の風景スケッチ、一羽だったり、群れたりの鳥、超望遠レンズで狙った虫……。17畳ほどのミニギャラリーいっぱいに会員3人の個性的な写真が飾られた。

 

 

写真上:初日の会場に集まった後藤実さん、海老原裕一代表、秋田勇司さん(左から)

 

 

 

8月11日からJR我孫子駅南口の千葉県福祉ふれあいプラザ第2ギャラリー(けやきプラザ2階)で開かれたフォト・サークル「和」写真展。なんと今回で44回目を迎えるという。

 

 

写真上:写真展の案内はがき

 

 

 

会場には「手賀沼」「過去」「未来」の共通テーマで2Lの作品を出し合ったコーナー、A3、A3ノビの1人5点ずつの自由テーマ作品が展示された。

 

 

「和」は1982(昭和57)年、我孫子市の写真仲間で結成された。草創期のメンバーでもある海老原裕一代表(71)は高校時代からカメラ好き。一時期、カメラメーカーに勤めたこともある。

 

 

「写真は今や生きがいだね。前はコンテストを狙ってポートレートを撮っていたが、今は風景スケッチが多い」。静岡・熱海の海辺の風景を2枚一組の5点を出品した。

 

【海老原裕一作品の一部】

 

 

写真左:「予感」
写真右:「ざわめき」

 

 

写真上:「無風」

 

 

 

秋田勇司さん(66)は家業の印刷技術を学ぶため、写真系大学に通った。当然ながら写真技術も科目にあり、撮影法も身に着けた。「マクロレンズ(接写レンズ)が好きでテントウムシなどの昆虫を撮っていた。今回は鳥の作品がなかったので鳥の写真を出した」という。

 

【秋田勇司作品の一部】

 

 

写真左:「にらみ」
写真右:「ナンパ」

 

 

写真上:「集会」

 

 

 

小学生の頃、父親のカメラを持ち出し、友達の写真を撮っていた後藤実さん(69)は「使うカメラに左右される」という。人物スナップから最近は鳥や花が多くなった。超望遠レンズで狙った昆虫や鳥のくちばしに捉えられ、食べられる寸前の虫の作品を展示した。

 

【後藤実作品の一部】

 

 

写真上:「万事休す」

 

 

写真左:「見通し良好」
写真右:「五等身」

 

 

 

「和」は当初、「あびこフォト・サークル『和』」だった。一時期、会員は20人を超えた。松戸、野田など市外の会員も多くなり「あびこ」が取られた。

 

 

今は気の合う3人のサークル。特に指導者がいるわけではなく、月1回、ファミレスに写真を持ち寄って合評する。

 

 

海老原代表は「好きなものを自由に撮って年に1回、お盆の時期に写真展を開くのが目標」という。

 

 

 

 

(文・写真 佐々木和彦)

夜空を焦がす13,500発
柏・我孫子の手賀沼で花火大会

――真夏の夜空にはカラフルな花火がよく似合う。柏、我孫子両市の手賀沼で8月1日、「手賀沼花火大会 2026」が開かれ、大勢の見物客でにぎわった。


 

写真上:数か所から打ち上げられた花火は湖面を彩った

 

 


我孫子会場の手賀沼公園には打ち上げ数時間前から見物人が駆け付け、場所を確保したり、シートを敷いたり。園内には縁日のような露店もお目見えしてお祭りムードを盛り上げた。

 

 

 

写真上:我孫子会場の手賀沼公園は数時間前から場所を確保(左)。浴衣姿の観客は待ち時間で縁日のようなムードを楽しんだ

 

 

 

午後7時10分、薄暮の空に第1部「オープニング」の花火が打ちあがった。アイドルグループのリズミカルな曲に乗って速射連発のスターマインが次々と花を咲かせた。

 

 

第2部「水と光の競演」では湖面を半円に彩る水中花火、ジャンボスターマインが夜空を焦がした。今年は特に地元煙火店の花火師が腕によりをかけた競技用の尺玉(直径30㌢)も打ち上げられ、見物人をうならせた。

 

 

写真上:盛夏の夜空を彩ったカラフルな花火

 

 

 

手賀沼花火は1987(昭和62)年、「利根川治水100年」を記念し、湖畔の柏、我孫子両市、旧沼南町が始めた。

 

 

以来、毎年8月第1土曜に開かれ、東日本大震災やコロナ禍などで中止もあったが「夏の風物詩」として定着している。

 

 

 

 

(文・写真 佐々木和彦)