「富士山の間中」囲む
年1回集う写真仲間たち
――富士山に魅せられた野田市の写真家間中操さん(78)の呼びかけで年1回集うグループの「第22回写游のつどい・写真展」が4月15日から野田市役所ふれあいギャラリーで開かれた。

■写真上:会場には大きく引き伸ばされた作品が展示された
同市役所1階ホールの奥にある三方の壁などを活用したスペースが会場。間中さんが声をかけて結集した40~80代の写真愛好家20人からA3ノビとか全紙とか、ビッグサイズの作品計50点が並んだ。
富士山などの風景から動物、花、SL、航空機……。決まったテーマはなく、各々が独自の写角で狙った個性的な作品が多かった。

■写真左:「写遊のつどい」を主宰する間中操さん
■写真右:写真展の案内はがき
主宰する間中さんによると、二十数年前までは有志数人で野田市内のカメラ店やスーパーの空きスペースで開いていた。そのうち「もっと大勢の人に観てもらおう」と市役所ギャラリーを利用するようになった、という。
「写游のつどい」は一般的な写真サークルのように月1回とか、2回とか定期的に集まって活動するわけではない。
間中さんの個人的な撮影旅行に同行するメンバーもいるが、日ごろは各々、個人だったり、別のグループに属して活動したりしている。
【写真展の一部作品】

■写真上:「星降る富士」(本栖湖) 甲野美知雄

■写真左:「水鏡の高松城」(香川県高松市) 栗原 亮一
■写真右:「薄明のシルエット」(渡良瀬遊水地) 金坂 敦子

■写真左:「銀河の夜明け」(御宿町大波月海岸) 間中 操
■写真右:「ねこ日和」(茨城県筑西市<最勝寺>) 森 美智子
間中さんが市役所ギャラリーの利用を申し込み、抽選で当たって期日が決まるとEメールやメッセージリングアプリ「LINE」で連絡を取り、参加を募って作品を集める。間中さん曰く「ほったらかしの会なんですよ」
間中さんはサラリーマン時代、登山が好きで、休日によく登りに出かけた。30代の頃、富士山に次ぐ国内の高峰、山梨県南アルプス市の北岳(標高3193㍍)に登った時のことだ。

■写真左:「豪華絢爛」(清水公園) 高橋 房子
■写真中:「2025・大阪万博Ⅰ」(大阪万博記念公園) 中山 弘子
■写真右:「妖精のあさ」(野田市) 関根 弘美

■写真左:「秋の渓谷」(群馬県みどり市) 井ノ上 栄
■写真右:「初夏の渓谷」(塩原市〈スッカン沢〉)間中 利雄

■写真左:「編隊」(百里基地) 戸張 正明
■写真右:「山を越える白き息吹」(栃木県〈日光線〉) 横張 正之

■写真上:「ころ柿の里」(山梨県塩山) 鈴木 靖夫
夜明け前の雲海の中で黄金に輝く富士山を観た。感動的だった。「あの時の富士山の景色を撮りたくて、カメラを持って登るようになった」
以来、カメラを始めて40年。富士山中心の撮影に力を入れているが「未だにあの時のような景色に出合っていない」という。
最近は富士山に加え、星空が広がる景色「星景」も撮影のテーマに加わった。
(文・写真 佐々木和彦)