取材「人と街の記憶」

4月

     4月

彩我会展

開 催 2026年4月14日(火)~同19日(日)
時 間 10時~17時(初日は13時から、最終日は16時まで)
場 所 千葉県福祉ふれあいプラザ
    第2ギャラリー
    (JR我孫子駅南口
        けやきプラザ2階)
    我孫子市本町3-1-2
主 催 彩我会
入 場 料 無料



「大野隆司 木版画(てん)」

日 程 2026年3月24日(火)~4月23日(木)
場 所 ふれあいカフェ「クルトコ」
    柏市大津ヶ丘3-4-1
☎04-7191-5775
月曜~木曜の9時半~15時
主 催 ふれあいカフェ「クルトコ」
入 場 無料

「大野隆司とお寺」

日 程 2026年4月11日(土)~5月17日(日)
時 間 10時~16時
場 所 花井山 大洞院ギャラリー
    柏市花野井1757
主 催 柏の文化を育てる会、大洞院ギャラリー運営委員会
入 場 無料

春惜しむ「心の花」
水彩画教室の作品展

――我孫子市の水彩画教室「彩我会」の作品展が、4月14日からJR我孫子駅南口の千葉県福祉ふれあいプラザ第2ギャラリー(けやきプラザ2階)で開かれた。

 

 

写真上:作品を鑑賞する入場者

 

 

 

「彩我会」を主宰する雨宮健一さん(83)は美術団体「新極美術協会」(本部・さいたま市)の顧問を務める水彩画家。ソフトタッチの淡い色調で描く花や風景が持ち味だ。

 

 

写真左:故郷・長瀞を描いた作品と雨宮健一さん
写真右:陶板にプリントした雨宮さんの作品

 

 

 

写真左:雨宮さんの画集
写真右:「静かな語らい」(雨宮 健一)

 

 

 

これまで都内のデパートなどで個展を開いたり、画集を出したり。柏市の水彩画サークル「柏彩友会」の講師も務める。

 

 

会場には雨宮さん自身や水彩画教室に通う生徒5人の作品が並んだ。花や風景が多いが、やはりソフトタッチの淡い色調で、見るからに「雨宮風」だ。

 

【展示作品の一部】

 

 

写真左:「春はどこから」(長田美智子)
写真右:「クッキー作り」(長田美智子)

 

 

 

写真左:「春のかおり」(白井 登美)
写真右:「雨のあいまに」(白井 登美)

 

 

 

写真左:「笑顔いっぱい」(平野 昌子)
写真右:「春のうた声」(平野 昌子)

 

 

 

「僕の絵に惚れて教室に通ってきているので、作品は似てくるのだろう。でも、手は加えていないよ」と雨宮さん。

 

 

雨宮さんは埼玉県北西部の荒川が流れる長瀞町出身。全域が県立長瀞玉淀自然公園区域に指定された風光明媚な土地で育った。それだけに自然への想いは人一倍強い。

 

 

「折々の風、湿度、匂い……。日本の四季の自然、風情は世界に誇れるものだ。デリケートな四季を描くには水彩がいい」

 

 

写真左:「それぞれの笑顔」(八木 修子)
写真右:「集まって花さかす」(八木 修子)

 

 

 

写真左:「残雪」(横山美登利)
写真右:「ミモザ」(横山美登利)

 

 

 

埼玉県立熊谷高校時代は美術部で武蔵野美術大学に進学。卒業後は精密機械会社や新聞広告会社でデザイン、広告企画の仕事をしながら40代後半から個展活動を始めた。

 

 

水彩画教室は月2回、1日5時間で作品の完成を目指す。「上手く描くのではなく、素敵に描く」が口癖。「特に型にはまって(どこを切っても同じような)金太郎飴になるのはよくない」

 

 

そして、雨宮さんは「私が咲かせる花のイメージ、抽象的なものを描き出している。そう、これから『心の花』のような作品をまとめようと思っている」と話した。

 

 

 

 

(文・写真 佐々木和彦)

「大野ネコ画」ゲリラ展
カフェ、お寺、居酒屋、ライブハウス…

――耳がキリっと立って眉と目が人のように描かれて愛らしいネコに駄洒落のメッセージが利く木版画家大野隆司さんの作品。そんな「大野ネコ画」展が柏市大津ヶ丘のカフェ「クルトコ」、同市花野井にあるお寺「大洞院」のギャラリーで開かれている。


 

写真左:展示作品を紹介する大野隆司さん
写真右:「クルトコ」店頭の案内板

 

 


「クルトコ」は大津ヶ丘団地の商店街にあり「来る処」が店名の由来。NPOが住民ボランティアと協働で運営する広さ70平方㍍、テーブル7卓、25席の店だ。

 

 

地域交流の場であり、子ども食堂も開店する。客席脇の壁面を作品展示スペースとして開放している。

 

【クルトコ展の一部】

 

 

 

 

 

運営ボランティアの中田初子副代表は「大野さんの作品は新聞の挿絵やパレット柏での作品展で知っていました。店で作品を観たお客さんたちも『あー、観たことある~』という声をよく聞きますよ」。

 

 

【柏市立大津ヶ丘第一小への寄贈品】

 

 

写真上:「気にすることをやめました。こんなにこころが軽くなる。」とのメッセージが入っている

 

 

 

大洞院ギャラリーでは「大野隆司とお寺」というタイトルがつけられた。

 

 

境内には2003(平成15)年9月建立の「いぬねこぢぞう」、2024(令和6)年9月に完成した墓地の壁画「青空美術館 天からのメッセージ」の制作にかかわった。

 

 

写真左:大洞院ギャラリーの作品に囲まれる大野さん
写真右:大野さん直筆の展示案内

 

 

 

同ギャラリーの運営や大洞院の御朱印原画も提供するようになり、ここでは御朱印やお釈迦様にちなんだ作品を中心に展示された。

 

【大洞院展示品の一部】

 

 

写真上:2025(令和7)年の大洞院御朱印原画の一部

 

 

 

写真上:2026(令和8)年の大洞院御朱印原画の一部

 

 

 

写真左・中:お寺、仏教にちなんだ2作品

写真右  :境内にある大野さん原作の「いぬねこぢぞう」

 

 

 

「大野ネコ画」展は先ごろ、JR柏駅東口のライブハウスや児童書籍店で開かれたり、居酒屋や小学校で展示されたり。あちらこちらで見かけるようになった。

 

 

まるでゲリラ的な作品展だが、本人は「どこでもやりますよ。やってくれって言われればね。だって観てもらいたいもの」と笑う。

 

 

そして「つくる楽しみ、観てもらう楽しみがある。観た人の役に立てばなおいい。つくる者より、観る人の感性で作品の価値が決まると思う」と付け加えた。

 

 

 

 

 

 

「柏に美術館を創りましょう」第3回講演会

日 時  2026年5月24日(日)13時30分~
場 所  柏市教育福祉会館「ラコルタ柏」5階講堂
テーマ  アートと美術館はほんとうに必要か
講 師  千葉県立美術館館長 貝塚健氏
主 催  柏の文化を育てる会
後 援  柏市教育委員会、柏市観光協会、柏商工会議所
協 賛  (公財)摘水軒記念文化振興財団、シミズメガネほか
入 場  先着170人 無料
問い合わせ先  Email:daitou@daitoin.net

 

 

 

 

 

(文・写真 佐々木和彦)