指先の魔術?
チョークアート展
――カフェやレストランの店頭、店内で見かける黒い板に描かれた手描き看板やメニュー。それらを作品として集めた「チョークアート2026 MiiRuArt教室展」が1月15日から柏市のパレット柏・市民ギャラリーで開かれた。

■写真上:会場いっぱいに展示された作品
チョークといっても学校の黒板に使う石膏(せっこう)などが材料のものと違う。オイルパステルのクレヨンに似た専用画材だ。学校のように黒板消しを使って消すことはできない。
下絵に沿って描くように塗り、たくさんの色を重ねて指先でさすってぼかす。重なり合った色がグラデーションを生み出し、立体感も生まれる。すべて手描きの素朴さも際立つようだ。

■写真左:チョークアーティストの伊藤由加さん(プロ・ティーチャー)
■写真右:チョークアート展のテーマ作品、はがき
ウエルカム看板やメニュー表にとどまらず、イラスト風から絵画風など、個性的な作品が所せましと展示された。
主催した「MiiRuArt教室」の伊藤由加さんは「モニークチョークアート協会」(MCA、東京・八王子)のプロチョークアーティスト。柏市内の自宅兼アトリエで教室を開いている。「MiiRuArt」は「魅入るアート」から名づけた。
【展示作品の一部】

■写真左:「Healthy」(MiiRu Art 伊藤由加)
■写真右:「Sandwiches & Cold Drinks」(MiiRu Art 伊藤由加)

■写真左:「Sandwiches & Cold Drinks」(Sugar Saund 井原文)
■写真右:「Cakes Slices」(YUMIKO)

■写真左:「Coffee」(Soukou Art 小笠原美智子)
■写真中:「“魂の声を届ける”タロット占師とみつけた未来とは?」(Miracle Aquarium 小島七海)
■写真右:「バラの祝福」(YUMIKO)

■写真左:「Maison de pain」(きてれつ工房 大澤綺実)
■写真右:「SURFER’s HOUSE」(平田泉)
美容専門学校の講師だった頃、息抜きの趣味としてチョークアートを習い始めた。楽しさや奥深さに「魅入られ」て、MCAの講師資格を取るまでになった。
結婚を機に美容専門学校を退職し「MiiRuArt教室」とフリーランス美容師の「二刀流」を続けている。今は20~70代の延べ15人の生徒を抱える。
「今思えば、美容専門学校の頃から教えるのが好きだったんですね。教えることで気づくこともあるし、生徒さんの成長もとてもうれしい」

■写真左:「アトリエ空兎」(アトリエ空兎 目﨑朝江)
■写真中:「無題」(soe)
■写真右:「おかえり、わたし。」(Miracle Aquarium 小島七海)

■写真左:「私の大切な家族(可愛い思い出)」(Atelier kara☆e kana)
■写真右:「My treasure」(Soukou Art 小笠原美智子)

■写真左:「ソレゾレに咲いて。」(まーぼ)
■写真中:「SWEET MEMORIE」(平井義人)
■写真右:「ツンデレ&フレンドリーLOVE」(♡lina(オリナ) なみ)

■写真上:フリー作品3点(Ayaka)
幼子を抱っこしながら教室を開いたり、美容師をしたりの時期もあった。「二刀流」を始めて10周年になることから今回、初めての作品展を企画した。3年前から作品などを準備していた。
「生徒にはダメだしせず、自分のやり方を押し付けず、よく話を聞いて個性が出る作り方を教えるようにしています。生徒さんと一緒に10年の記録を飾れてよかったです」
(文・写真 佐々木和彦)






















