ときめきの一瞬を
流山JACが写真展
――流山市を中心にした写真集団「JAPAN ART CLUB」(JAC、中山耕一会長、会員10人)の「2025 写真展」が3月10日から流山市生涯学習センター(流山エルズ)で始まった。「この感動のときめきをあなたに届けたい」とのサブタイトルがついている。
■写真左:写真展初日、展示作業が終わると、指導者の里川顧問(中央)の講評が始まった
■写真右:写真展のポスター・案内はがき
休会中の会員を除き、7人が1人3~8点の計36点を出品した。A3ノビと呼ばれる大きく引き伸ばした作品で動植物、風景、鉄道、祭り……とテーマは様々。
■写真上:里川顧問(左から3人目)を囲む中山会長(同5人目)ら会員
動植物が多い印象を受けたが「今回は生きものがメーンテーマだったので」(中山会長)ということらしい。
■写真上:「フクロウの幼鳥」 同右:「オオタカ」(いずれも里川正広顧問の参考作品)
「サーファーきどり」という安井恒明さんの作品は九十九里浜の海岸を飛ぶ一羽のカモメを捉えた。白い翼にピントピタリで、打ち寄せる白い波で波乗りするかのような構図だ。
■写真上:「サーファーきどり」(安井恒明)
年に2、3回は九十九里浜に行くという安井さん、600ミリの長望遠レンズを使い、4000分1の高速シャッターで狙った。「波と鳥を撮りたかった。カメラのモードもうまく合った。タイミングもよく、いい感じに撮れた」と満足げだ。
桒嶋修さんは、都心のビル街を歩いていてステンレス製のオブジェを見つけた。鏡のようなステンレスに周囲のビル群が反射し、異次元のような世界を演出していた。
幾何学模様と言うか、デザイン画、抽象画と言おうか。なんとも形容しがたい「都会の不思議」というタイトルがぴったりの作品だ。
■写真上:「都会の不思議」(桒嶋修)
中山会長は旅先の福島県喜多方市で開花時期が中々合わない満開の桜とカラフルなチューリップのツーショットを仕留めた。その名も「共演」だ。
■写真上:「共演」(中山耕一)
JACは2006(平成18)年、流山エルズ開館時に開講した「やさしいデジタルカメラ講座初級編」の受講者らがつくった。今も「フォトカレッジ」として続いている。当時から講師の日本写真家協会正会員の写真家里川正広さんを顧問に迎え、活動を続けている。
里川さんは「一瞬必撮。高価なカメラで満足することなく、カメラを道具として自分の感性で撮りたいものを撮る」が持論だ。
■写真上:「つゆの花」(星野洋)
■写真上:「二人の世界」(稲木正博)
■写真上:「旅情」(中川弘)
会員が「花」「生きもの」「風景」など年ごとに決まったテーマの作品を2Lサイズに焼いて持ち寄る例会と撮影会で指導している。
実は里川顧問と中山会長は流山市の小中学校の同級生だという。どおりでと思った。
里川顧問は「初心者もOKなので、みんなが楽しめるように指導したい」という。中山会長は「年配者が多いが、新しい仲間も増やして、皆さん楽しんでもらえる場をつくりたい」と話した。
別々にインタビューしたが、返ってきた答えの根っこは一緒だ。息の合ったコンビで運営しているようだ。
(文・写真 佐々木和彦)