ミュージアムINFO

7月

アーティストらとともに歩む
「みんなのミュージアム」開設5年

――世代を問わず、リラックス空間で時間に縛られず作品を楽しんでほしい。そんな願いから始まったWEBサイト「みんなのミュージアム」(https://kashiwa-museum.com/)が開設から5年経った。

多彩なアーティストの作品を紹介したり、インタビューしたり、東葛の季節行事をカメラで追ったり。広大なインターネット上の小さな「ミュージアム」。ここに来て朝日新聞折り込みのタウン情報紙「朝日れすか」が掲載、FMラジオ「bayfm」も放送し、紹介された。

 

「展覧会のご案内」コーナーは油絵や水彩画、デフォルメされた動物や虫のイラスト、手びねりの土人形、季節の風景や人間っぽい動物、手賀沼にいる野鳥の写真、ギター制作、キャンドルアート……。東葛を中心に活動するアーティスト達の作品を紹介している。

 

 

「人と街の記憶」では作者への一問一答形式のインタビューと、月に数本のペースで東葛の四季、イベントを組み写真とともに歳時記のように記している。

 

 

サイト開設者はメガネ・コンタクト専門店を展開する柏市の株式会社清水メガネ。同社は「見ることに関わるメガネの仕事を通じ、多くの皆様が見ることの素晴らしさ、楽しさを共有するスペースを提供したかった」と狙いを語る。

 

 

あさひレスカロゴ

 

「朝日れすか」は7月号4面のトップ「れすかエンタメ 美味彩々」で、サイトのトップ画像とともに「シミズメガネの地域貢献」として報じた。

 

 

嘉納治五郎別荘別荘跡地


 


 

BAYFM

 

「bayfm」では6月29日の朝の番組で「メガネショップが開設した自宅でアートを楽しめるサイト」として担当DJが紹介した。

 

番組DJは
「柏市の清水メガネが開設したサイトです。『なぜメガネショップがアートを?』と思われるかも知れません」
「毎日、見ることの素晴らしさ、楽しさを実感する仕事に関わる中で、何か『見る楽しさ』を共有するスペースを提供できないか……と考えたのが始まり」
「柏市周辺の作家・作品が中心となっています。バラエティーに富んだ作品を鑑賞できますよ」
「ぜひ一度ご覧下さい」と最後に呼びかけた。

 

 

 

株式会社清水メガネ会長で「みんなのミュージアム」館長の清水健一さんは「コロナ禍の自粛生活でWEBの活用が進み『みんなのニュージアム』も注目いただけるようになったのかも」と分析。「人と作品、人と人が交流する場となり、新しい芽が大きく広がるようになれば……」と願っている。

 

 

ミュージアム1

 

写真:2019年6月、川瀬巴水展会場(左)、2019年8月、篠籠田三匹の獅子舞に登場するキツネ(右)(みんなのミュージアム「人と街の記憶」より)

 

ミュージアム2

 

写真:2019年6月、松本節太郎展で並んだ下総玩具(左)、2019年10月、柏市あけぼの山農業公園のコスモス(右)(みんなのミュージアム「人と街の記憶」より)

 

 

 

(文・写真 Tokikazu)