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「下総玩具」の創設者 松本節太郎

東京・下谷の染色店に生まれた松本節太郎さんは、戦災を逃れて柏に移住。
戦後、古今東西に材を取った手びねりの土人形を、独自の手法で創作しはじめ、
《首人形》や《古書だるま》に代表される「下総玩具」のジャンルを確立しました。
2004年11月、101歳で永眠するまで日々ひたすた創作活動に打ち込み続け、
遺作となる《雨だれ》のシリーズに至るまで、1500作以上の作品を世に送り出しました。

当展覧会では、ギャラリー・ヌーベルさんのご協力にもとづき、松本さんの作品の一部を展示
しています。 おなじみの昔話や縁起物、南蛮人や花魁などを題材にした、手作りの作品たち。
ユーモラスで、温かみあふれる《下総玩具》の世界をお楽しみください。

作品点数 30点

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里神楽

首人形 タテ19.5cm

[1/30]

西遊記

首人形 タテ 84cm

[2/30]

十二支

首人形 タテ19.5cm

[3/30]

水戸街道

首人形 タテ19.5cm

[4/30]

一寸法師

首人形 タテ17cm

[5/30]

日本の神

首人形 タテ60cm

[6/30]

桃太郎

首人形 タテ17cm

[7/30]

七福神

首人形 タテ16cm

[8/30]

日本の神 小弁慶差

首人形 タテ24cm  「弁慶」とは、この土台のこと

[9/30]

首人形 タテ16cm

[10/30]

財宝

だるま タテ27cm × ヨコ34cm 〈張り子〉 

[11/30]

干支

古書だるま タテ27cm × ヨコ34cm 〈古書の張り子〉

[12/30]

七福神

古書だるま タテ24cm × ヨコ28cm 〈古書の張り子〉

[13/30]

野菜

だるま タテ29cm × ヨコ23cm 〈張り子〉

[14/30]

松竹梅

だるま タテ30cm × ヨコ24cm 〈張り子〉

[15/30]

鳳凰

姫だるま タテ15cm 〈張り子〉 姫だるまとは女子のだるまのこと

[16/30]

かぼちゃ

だるま タテ15cm 〈張り子〉

[17/30]

下総だるま

だるま タテ9cm 〈張り子〉

[18/30]

海老・鯛・財宝

古書だるま タテ19.5cm 〈張り子〉  表裏

[19/30]

おふく・縁起物・花

古書だるま タテ19.5cm 〈張り子〉  表裏

[20/30]

唐子蔵

タテ33cm 〈張り子〉

[21/30]

紅毛人

タテ36cm 〈張り子〉

[22/30]

おいらん じゃれ猫

タテ48cm 〈張り子〉

[23/30]

おいらん あや女

タテ21cm 〈張り子〉

[24/30]

おいらん 牡丹

タテ22cm 〈張り子〉

[25/30]

雨猫

タテ23cm 〈張り子〉

[26/30]

起き上がり人形 子守

タテ9cm 〈張り子〉

[27/30]

おふく・天神様抱え

タテ16cm 〈泥人形〉

[28/30]

おふく (横から)

あごの部分に青い髭がある。

[29/30]

あや女

中央:タテ21〈張り子〉 左右:タテ16cm〈泥人形〉

[30/30]

里神楽
西遊記
十二支
水戸街道
一寸法師
日本の神
桃太郎
七福神
日本の神 小弁慶差し
馬
財宝
干支
七福神
野菜
松竹梅
鳳凰
かぼちゃ
下総だるま
海老・鯛・財宝
おふく・縁起物・花
唐子蔵
紅毛人
おいらん じゃれ猫
おいらん あや女
おいらん 牡丹
雨猫
起き上がり人形 子守
おふく・天神様抱え
おふく (横から)
あや女
松本節太郎

●経歴

明治36年
1月29日東京下谷で染物屋の四男として生まれる。
昭和20年
東京都葛飾区で戦災に遭い柏に疎開。戦後ふと土製の人形を作ってみようと思い立ち、裏山の粘土で手捻りして、即製のかまどで焼き、泥絵の具で彩色してみると意外と面白い十二支や七福神の首人形ができた。
昭和23年頃
首人形をリュックにつめ上野の松坂屋前で街頭販売する。その後も浅草や亀戸天神、明治神宮境内などでも売ったが暮らしが豊かになるには程遠く、戦後9年間はランプ生活が続く。
昭和33年1月
日本郷土玩具の会会員となる。
平成9年10月
柏駅西口新設ダブルデッキの側壁に小面約85点が設置される。
平成16年
11月27日、101歳と10ヶ月で永眠。