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絵本作家としても著名な渡辺和行

丸くあたたかい、やわらかな線と、たおやかな色づかい。
渡辺和行さんが描く動物や虫たちのユニークなデフォルメには、思わず笑顔がこぼれます。
また、切り絵を思い出させるような、黒枠の正方形の中に描かれる世界では、
誰もが、日本のふるさとを思い出す、懐かしい色彩に満ちています。

童画を得意とし、絵本のさし絵も多く担当されている渡辺さん。
当展覧会では、シミズメガネのチラシや印刷物として好評を博したシリーズを展示。
作品シリーズごとに展示していますので、ご覧になりたいシリーズをお選びください。
各作品については、渡辺和行さんご本人のご協力にもとづき、掲載をさせていただいております。

渡辺和行氏

●渡辺和行 プロフィール

東京都出身。東京美術学校工芸科卒。日本楽器製造株式会社デザイン部に10数年在籍。パッケージや楽器のデザインの仕事をする。音楽教室のテキストブックにイラストを描いたのがきっかけとなって、童画の世界に興味を持つ。退社後、童画、絵本の世界で活躍、独特のデフォルメ感覚にあふれた温かみのある画風で、親子に愛されてきました。ここに展示された一連の作品は、すべてシミズメガネのために描かれたもので、チラシや印刷物として配布されました。シリーズ ごとに集めていただいたりして、お母さんやお子さん達に大変好評でした。

著作としては「あたまにかきのき」(世界文化社)、「うたうロケット」(岩崎書店)、「おうさまとかぶ」(世界文化社)、「おうさまとピエロ」(世界文化社)、「かるわざし」(世界文化社)、「げんきなちびっこらいおん」(学習研究社)、「とまらないクシャミ」(創育)、「ないたあかおに」(世界文化社)、「はだかのおうさま」(チャイルド本社)、「マッチばこのおかしなまち」(小峰書店)、「もりのふね」(世界文化社)、「ビリィとロタのさかだち」(世界文化社)などがあります(五十音順)。