柏でめぐる福七つ ― かしわ七福神創立を考える会  

かしわ七福神創立を考える会 現代表 濱田秀雄さん

 

取材・文 津島めぐみ

 柏七福神をめざして

 弁財天像

 平成25年3月幸町辧財天
 柏市柏4-62-4

 恵比寿像

 平成25年7月香取神社
 柏市旭町2-7-23

 福禄寿像

 平成26年4月豊受稲荷
 柏市豊四季972-14

 大黒天像

 平成26年5月塚崎神明社
 柏市塚崎1460

 布袋尊像

 平成26年5月福満寺
 柏市大井1708

 (未定)

 寿老人・毘沙門天

 

―― 七難即滅の「毘沙門天(びしゃもんてん)」、商売繁盛の「大黒天」、福寿無量の「恵比寿天」、無病長寿の「寿老人」、招福安泰の「福禄寿」、知恵倍増の「弁財天」、福徳円満の「布袋尊(ほていそん)」。江戸時代の徳川家康の参拝に端を発すると伝えられ、七つの神に詣でれば、七の災いを避け、七の幸福を授かるという「七福神めぐり」。柏市でも七福神を設置し、七福神めぐりができるようにしよう……そんな取り組みが根気強く続けられている。「かしわ七福神創立を考える会」の現代表をつとめる濱田秀雄さんにお話をうかがった。

*敬称は省略させていただきます 。

「弁財天」の縁

何がきっかけで、柏に七福神を置いていこうと考えるようになったのでしょうか?

濱田 もともとは、赤間栄太郎さんという人から頼まれたことだったんです。

濱田さんは発起人ではないのですか。では、なぜ濱田さんにお話が?

濱田 私は、自分の店(ハマダ理容室)の裏手にある幸町辨財天(さいわいちょうべんざいてん)の代表をしておりまして。赤間さんは恐らく「同じ七福神のことだから」とお考えになって、私を選ばれたんじゃないかと思います。

ハマダ理容店赤間さんとは、もともとお知り合いだったんですか?

濱田 いえ、まったく。七福神の話を持ち込まれたのが初対面でした。ある日、 突然、私の店に赤間さんがやってきて、「柏で七福神を置こうって話があるんだけれども、濱田さん、手伝ってくれないか?」と、こうおっしゃったんです。 七福神をめぐり歩いて、柏市内をいろいろ回ってもらい、町おこしに役立てよう、と。 赤間さんは、今は足が悪いということで、ほとんど活動にはタッチできない状態です。それで、私が引き受けている形ですね。

メンバーは全体で何名ほどいらっしゃるんですか?

濱田 現在の中心メンバーは、事務局長の島田博見さんを筆頭に、他5〜6名ほどですね。

どのようなきっかけで参加される方が多いのでしょうか?
ハマダ理容店

濱田 新聞など、さまざまなメディアで情報を見て、協力してくださる方が多いです。
「朝日れすか」さんを見て来てくださる方もいらっしゃいます。「朝日れすか」さんには、私たちの会合に編集部の奥のスペースを貸していただいたり、 お年賀用の「七福神手ぬぐい」や、宣伝用の幟(のぼり)の製作をしていただいたりと、いろいろ、手をお借りしています。

濱田七福神手ぬぐい

 

――協力していただいた神社に配ったという、お年賀の「七福神手ぬぐい」には、長縄えい子さん(イラストレーター)による七福神の絵が印刷されている。 このイラストも、長縄さんがご厚意から描いてくださったものだという。

なぜ柏には七福神がないのか?

活動の上で大変なことはなんでしょうか?

濱田  何度も言われてきたのは「流山と松戸に七福神があるのに、どうして、わざわざ柏にも設置しようとするのか?」ということです。わざわざ作る意味がわからない、と。 しかし、私は、むしろ「なぜ流山と松戸には七福神があるのに、柏にはないのだろう?」と不思議に思うんです。柏にも七福神があったら、それが観光資源になる。町おこしができる。七福神がないんだったら、作ればいいんですよ。でも、その意味を理解してもらうのが大変ですね。

――流山市、松戸市は、もともと宿場町だったこともあって、古くから七福神が設置されている。東京や神奈川など各地では、七福神をめぐるツアーが、評判を呼んでいる。信心深い人々はもちろんのこと、ウォーキングを趣味とする人々からも人気が高いようだ。濱田さんは、柏でもそのような七福神めぐりを企画し、 町おこしに役立てたいという思いを持ち続けている。
(参考URL:「ながれやま七福神めぐり」(流山市観光協会) http://nagareyamakankou.com/nagareyamasitihukujin/nagareyamasitihukujin.html/
「松戸七福神」(松戸市観光協会) http://www.tokuzouin.com/shichifukujin/shichifukujin1.html)

濱田さんは、いま設置されている七福神像を参拝されることもあるのでしょうか?

濱田  最近ですと、2015年1月4日に、お参りに行ってきました。手ぬぐいと幟をお年賀に持って、それぞれの神社にご挨拶をしました。正月ではなくても、ときどきお参りには行きます。

設置したあとも、神社さんとのつながりを大事にしていらっしゃるということなんですね。

濱田  はい。

「あと2つ」の難しさ

ほかにも困難はいろいろおありかと思いますが・・・

濱田  活動資金の問題と、設置場所の問題ですね。

活動資金はどのように集めておられるんですか?

濱田  みなさんからの寄付で成り立っています。メディアでご覧になった方から、口座に寄付金を振り込んでいただけることもあります。いろんな方に我々の活動のご説明をして、信心のある方や、活動そのものに協力したいと言ってくださる方が、寄付してくださって、成り立っています。ありがたいことです。

設置場所は、まだ残っているのでしょうか?
濱田  はい。7神体のうち5神体はすでに設置されていますが、最後にあと2つ残っています。

――2015年5月現在、幸町辨財天には弁財天像、香取神社には恵比寿像、豊受稲荷には福禄寿像、塚崎神明社には大黒天像、福満寺には布袋尊像がそれぞれ設置されており、一般にも公開されている。

すでに7神体のご神像はすべて完成していると聞きましたが……

濱田  はい、柏駅前にお店がある「濱島石材店」さんに協力を頼んだら、7神体一気に作ってくださったんです。設置をお願いするときに、どれくらいの大きさの、どんな像を置くのかわからないと、設置してくださる方でも置けるのかどうか判断できませんから、現物が揃っていると、説明が楽で助かっています。初めに赤間さんが企画していたものより、ずいぶん大規模なものになりましたが、良い観光資源になると思います。

まだ設置されていない像というのは、どの神様なのでしょう?

濱田  寿老人と毘沙門天です。柏のなかでも大きな2つの神社さんと、長年の交渉を重ねてきましたが、まだ設置の許可を得られていません。

先に7神体が揃っているだけに、すべてを見ていただくことができないのは、残念ですね。

濱田  そうですね、七福神は7神体そろわないと意味がありませんから。すべてが揃ったら、柏市の観光協会さんや市役所の観光課さんでも、ぜひ観光イベントにつなげてほしいと思っています。これからも、残り2神体の神像も設置できるよう、根気強く交渉を続けていきたいと思っています。

ハマダ理容店いつか、柏で、七福神をお参りできる日がくるのを、楽しみにしています。これからも頑張ってください。今日はありがとうございました。

濱田  ありがとうございました。

 

(取材日:2015/03/31 柏市ハマダ理容室にて)

 

●最後の二神体が創立するまでの対談「後日談:七神体が完了して」はこちらからご覧いただけます。

七福神
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